片足で立ち続ける魂|つくば市で輝く黒帯・高塚さんの柔術ストーリー
本日は、数年前にハイドアウトへ入会された黒帯・高塚さんを取材しました。
高塚さんは、「自分の姿を通して、パラ柔術や柔術の魅力が少しでも広まってくれたら嬉しいです」と語ってくれました。
今回は、高塚さんの右足にまつわる出来事、そして歩んできた人生について紹介します。

■ 事故、そして試練の始まり
今から約30年前。
高塚さんはバイク事故で右足を失いました。
右折してきた車に巻き込まれ、自分のバイクと車の間に右足が挟まれて開放骨折。
さらに脳挫傷も負い、意識不明の状態が続きました。
その後、骨髄炎を併発し、命を最優先に右足を切断。
意識が戻ったのは3週間後でした。
ベッドから降りた瞬間に転倒し、そこで初めて右足を失ったことに気づいたといいます。
さらに「高次脳機能障害」とも闘いながら、一年半にわたる懸命なリハビリ生活を送りました。
■ アメリカに出発
退院後、父の紹介でアメリカ・ユタ州へ留学。
そこで柔術と出会い、人生が再び動き出します。
入門したのは、ペドロ・サウアー先生が指導するグレイシー系柔術の名門ジム。
そこで茶帯まで昇格し、2007年に日本へ帰国しました。
2008年には再びロサンゼルス・カリフォルニア州に渡りましたが、柔術への情熱は一時的に途切れます。
そして2014年、姉の病気をきっかけに日本へ帰国。
そこで再び柔術への想いが蘇りました。
■ 黒帯、そして姉との別れ
2016年にはSJJJF認定の黒帯を取得。
翌年の2017年、最愛の姉を病気で亡くしました。
深い悲しみの中でも、柔術が再び心の支えとなりました。
■ そして茨城へ
その後、「ねわざワールド所沢」で練習を重ねるも、コロナ禍で活動がストップ。
2020年、高塚さんは茨城に移住します。
通勤途中、ふと目に入ったハイドアウトの看板。
それが、再び柔術の道へ戻るきっかけとなりました。
■ 英語と柔術、二つの才能
高塚さんは英語が流暢に話せるため、外国人メンバーともスムーズにコミュニケーションが取れます。
英会話を交えながら柔術を楽しむ姿は、まさに国際的な柔術家。
■ 片足で立ち続ける強さ
右足を失っても、柔術があれば立ち上がれる。
その姿は、誰よりも強く、優しく、そして本物です。
◾️ハイドアウトより
ハイドアウト柔術では、初心者から経験者、そしてパラ柔術を志す方まで、誰もが自分のペースで練習できる環境を整えています。
つくば市で柔術を始めたい方、もう一度挑戦したい方は、ぜひ一度ハイドアウトへお越しください。
仲間とともに、強く、優しく、自分らしく。
柔術を通して、あなたの人生にも新しい光が見つかるかもしれません。
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